波瑠さんと西島秀俊さんが共演した映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は、熊本に実際にある遊園地「グリーンランド」が舞台。九州最大の遊園地は、81ものアトラクションを有する。

2016年 4月の震災から約1年半後となる昨秋、キャストとスタッフは、このグリーンランドに1ヵ月滞在し、オールロケが敢行された。遊園地のスタッフやエキストラとして協力してくれた地元の人たちの触れ合いもあり、まさにそれは二人にとって “旅” のような体験だった……。

 
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映画を通して、熊本の人たちに
恩返しができたらって(波瑠)

――1ヵ月にわたって遊園地の住人になれたことで、何か特別な体験はできましたか?

波瑠:遊園地って、非日常を味わうための場所のはずが、撮影で1ヵ月も滞在したことで、遊園地という場所が “日常” になっていく感じが、面白かったです。

キャストも、グリーンランドの敷地内にあるホテルで、撮影が終わって、現実に戻って眠って、朝起きて、窓を開けるとそこには非日常のはずのグリーンランドが広がっている(笑)。遊園地で働いている人は、いつも日常と非日常の境目がないのかな、なんて想像しちゃいました。

西島:グリーンランドは広いので、移動が大変なんです。でも、遊園地が全面協力してくれていたので、移動のときは、遊園地の職員の人が二人乗りのリフトやバス、丘の上にあるコースターとかに、すぐ「乗っていきな」って、気さくに乗せてくださって。遊びと仕事が一体化した現場でした(笑)。本当に、アットホームですごくいい遊園地なんです。

地元の人たちもすごくフレンドリーで、終わった後で食事に行くと、「西島さん、この間、観覧車で待ってたエキストラ、あれオレだよ!」とか、声をかけていただいて。家族ぐるみでエキストラに参加していただいたりもしました。あの、みんなで心を一つに出来る感じ、最高でしたね。
 

画像1: 映画を通して、熊本の人たちに 恩返しができたらって (波瑠)

――熊本観光もしましたか?

西島:熊本城はみんなそれぞれ、時間を見つけて行ってましたね。今回は、監督も橋本愛ちゃんも熊本出身で。あらためて話したことはないですけど、震災から1年半ぐらいしか経ってなかったですし、この映画に関わっていた人全員、“熊本の映画を作って熊本を応援しよう” という意識がどこかにあったと思います。

波瑠:たしかに、そういう意識はみんな持っていたと思います。温かく迎えていただいて、いろんな面でサポートもしていただいた。私たちなりの恩返しができたらなとは思っていました。

 
――「オズランド」は “誰もが笑顔になれる場所” ですが、お二人にとってそういう場所があるとすれば?

西島:映画館かなぁ。最近あんまり行けてないですけどね……。仕事があまりなくて暇だった時代は、映画館に通いつめては、なんか “ホッ” としてました(笑)。

波瑠:私は “家” です。実家じゃなくて、一人暮らしのほうの“家”。仕事をしているときに、「もうすぐ家に帰れる」とか「帰りたいな」って思うときに頭の中に浮かぶ場所って、私にとってはすごく大事なんです。

朝ドラで大阪に行った時、東京の家を引き払って、大阪に引越しをしたんですね。撮影しながら、休憩中とかに、「家に帰りたいなぁ」ってふと思った時、帰る場所が大阪の仮住まいしかなかったときに、すごく寂しくなった。

一人暮らしの家って、自分の好きな物で揃えられているし、帰ったらすごく安心する。心の拠り所です。

 

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