内外美容研究家の早野實希子さんは、「肌に触れることで幸福感が得られるから、体を内外から美しくするという点でもマッサージは有効です」と語ります。そこで、腸や首からお尻にかけてアプローチし、内面からも美しくなるセルフマッサージ法を教えてもらいました。

 

免疫力を正常に働かせる
「腸リセット」マッサージ

画像1: ストレスを癒やす効果も、腸&滞り解消セルフマッサージ

脳に次いで神経細胞の多い腸内には1000種類以上、1000兆個以上の細菌が存在しているといわれています。その様相を腸内フローラと言うのですが、食べ物や精神状態などの影響により1日で環境変化してしまうという研究報告もあります。腸はハッピーホルモンのセロトニンの95%を産生し、免疫系機能の70%を担っている重要な臓器。年齢とともに弱る免疫力を正常に働かせるためにも、マッサージで腸内環境を整えましょう。

 

手の平でおでこをプッシュしながら、腹部を大腸の形に沿って「コの字」につまむ。指で肌をつまんで刺激を与えるマッサージ効果により、自律神経のバランスが整い、リンパの流れが促進される。老廃物の排出が促される。
 

両手を重ね合わせ、腰のサイドから前へ、くびれを作るようにさすり流す。臓器に触れるようなイメージで、ぐーっと手の平を押し込みながら行うのがポイント。腸内の活性に加え、ウエストを細く引き締める効果も。3回繰り返して。
 

反対側も同様に、3回繰り返す。ちなみに、脳と皮膚は受精卵が細胞分裂をする際、同じ外胚葉から分裂・進化していく。つまり、誕生の起源が同じであるということ。手で肌に触れるマッサージは脳にも伝わり、リラクゼーション効果が得られる。
 

両手を重ねて、円を描くように時計まわりに腹部をさする。こちらも3回。大腸の動きがスムーズであることは、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランス調整にも重要。お腹のマッサージは便秘改善もサポート。お腹の調子が整うことで年齢を重ねると発生しやすくなる体臭の予防もできる。

 

首から肩、中臀筋に働きかける
「滞りリセット」マッサージ

画像6: ストレスを癒やす効果も、腸&滞り解消セルフマッサージ

血管内皮細胞から放出されるNO(一酸化窒素)は血管拡張作用があります。血管が広がると老廃物や余分な水分が流れやすくなるので疲労軽減にもつながります。もともと皮膚には、幸福感や癒やしを感じさせるセロトニンや、快感や意欲をもたらすドーパミンなどの脳内物質を受け取る受容体があるので、適切な刺激を与えるマッサージで、毎日のストレスもリリースできますよ。

 

手の平を、首から肩へなでおろす。タッチの感触を楽しみながら、優しくゆっくり3回。マッサージは過剰な精神的ストレスにより血中に増加するコルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種)を抑えられるなど、メンタル的にも有効。
 

逆側も同様に、3回。ちなみに、マッサージは基本的に夜、寝る前などリラックスした状態で行うのがベスト。ただし、ストレスを癒やす効果もあるので、気持ちが重たくなった時は溜め込まないよう、日中のオフィスなどでも実践を。
 

加齢や運動不足によって硬くなる中臀筋のコリをほぐすように、ウエストからお尻へ、手の平で3回なでおろす。もともと脂肪が多いお尻。脂肪は温度が低く、冷えやすい。結果、乱れがちになるホルモンバランスもマッサージによって改善。
 

指を開いて熊手のようにした手で、お尻を下から上へ、ぎゅっぎゅっと3回つまみあげる。つまむことによる刺激でリンパの流れがよくなって老廃物の排出が促進。年齢とともに脂肪がつきやすくなる結合部=お尻と太ももの境目がすっきり。

 

PROFILE

早野實希子さん
薬剤師・セラピスト・内外美容研究家。ボディ&マインドの内外美容を提唱する「アプソリュハービン トーキョウ」主宰。ロンドンの女性限定最高級メンバーズクラブ「グレース・ベルグラヴィア」内にもサロンを設立。日本と海外を行き来し、多数のセレブリティや王族の施術も行う、世界的スペシャリスト。

 
●情報は、FRaU2018年10月号発売時点のものです。
Illustration:Nizuki Abe Text:Hitomi Hashimoto

 

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