日本、韓国、アメリカ、フィリピン、タイ、ミャンマー、デンマーク……。出演した俳優の国籍だけでも7ヵ国と、『殺(や)る女』は、非常に国際色豊かな映画である。2014年に日本を拠点に女優としての活動を本格的にスタートさせた知英さんは、この作品で、運命に翻弄される殺し屋・愛子を演じた。

 

人の心の痛みを想像してみる――
そうすると常に新しい発見があります

画像1: 人の心の痛みを想像してみる―― そうすると常に新しい発見があります

――本格的なアクション映画は、これが初挑戦だそうですね。アクション映画とは言っても、取っ組み合いとか殴り合いのような動きがあるわけではなく、愛子の武器は銃です。映画を拝見して、知英さんの “目のアクション” が一番の見所だなと思いました。台詞も少ないのですが、その静かな表情の変化に引き込まれました。もちろん銃を持っている姿も様になっていました。

知英:ありがとうございます。そうなんです。アクション映画とはいえ、私はスナイパーの役なので、事前に身体を鍛えるとか、武闘の技を身につけるとか、そういう準備は必要なかったんです。

でも、ただのスナイパーではなく、“失敗しない” スナイパーであることがポイントで、目の演技も大事でしたし、100%ミスはしないその自信とか凄みみたいなものを、銃を構えたときとか、表情で伝えたりすることが難しかったです。

 
――事前に銃の扱いについて、指導は受けたんですか?

知英:はい。でも、ダンスや殺陣と違って毎日お稽古するようなことではないので、指導の方に現場に来ていただいて、リハーサルのときにアドバイスしていただくことが多かったです。よく注意されたのが、「肩が上がってるよ!」ってこと。本物の銃ってすごく重いので、姿勢が悪いと様にならない。

撮影で使った銃は、本物の銃と同じ重さだったので、撮影が終わるたびに腕の筋肉痛がひどくて。思いもかけないところで肉体が悲鳴をあげていました(笑)。それが、すごく勉強になりました。

 
――愛子は、目の前で両親を殺され、その現場にいた腕にサソリがある男を捜して復讐するために “殺し屋” になりました。ダークな役ですが、演じていていかがでしたか?

知英:ずっとアクション映画がやってみたくて、レッスンにも通っていましたし、事務所の人にも、「アクションがやりたい!」って言い続けてきたので、このお話を頂けたときは嬉しかったです。「やった!」って、心の中でガッツポーズしていました(笑)。

本格的なアクションは初挑戦ですが、実は、“殺し屋” の役は、映画の「暗殺教室」で経験済みなんです。ただ、「暗殺教室」の役はコメディの要素が強かったですし、シリアスで腕がある殺し屋はやったことがなかったので、新しい役に出会えたなと思いました。

 

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