美容業界でも数少ない男性編集・美容家3人が集まって最新コスメをあれこれ語るシリーズ。今回は一足お先に2019年春のメイクアップ新作発表会をレポート! 毎シーズン話題になる、RMK、ルナソルをはじめ、今回は独特なブランドの世界観でファンを惹きつける、アディクションとレ・メルヴェイユーズ ラデュレを紹介します。

俺たちのコスメとは……
化粧品を科学で斬るビューティサイエンティスト・岡部美代治さん、男性美容研究家の藤村岳さんと、美容業界ン十年のFRaUプロデューサーの関龍彦がスキンケアからボディ、フレグランス、メイクアイテムまで、経験と知識をもとに、これからの美容業界までを占う発表会レポートです。

 

RMKの2019年は「ドット」!
見た目以上に使えるかも!?

:1997年、VOCE創刊の前年にブランドデビューした「RMK」。2013年にクリエイティブディレクターがRUMIKOさんからKAORIさんに代わり、イメージもかなり変わったけど、今回のS/Sコレクション「COLOR DANCE」は、いつも以上に思い切った内容! ドット、ドット、ドットの “ドット祭り” (笑)。パッケージにまで柄を加えるのはKAORIさんならでは、だよね。

岡部:ブランドがブランドとして自立するには、やはりクリエイティブディレクターの力量が問われるのですね。今後の展開がますます楽しみになりました。

藤村:実は、ボクは初めてのRMK。今までご縁がなくて。

:お! 感想聞かせて。ドットは今年流行っているし、確かに高揚感を持たせる効果があると思ったんだけど。

藤村:会場に入った途端にコンセプトがわかるというのはいい発表会でした。「COLOR DANCE」というのがまさにぴったりで、さまざまな色が踊っているようでした。

岡部:「色が踊っている」というのはいい表現ですね〜。

:コスメの『ラ・ラ・ランド』的な(笑)!
 

:「カラーポップアイズ」では上まぶたと下まぶたで違う色を付けることを提案。「カラーポップリップスティック」は、カラーとパールの “二重丸” 構造。「ア カラーゲーム アイズ&チークパレット」は、コスメ魂を揺さぶるような7色のカラフルなドットがin。

藤村:「ソフトファイン アイペンシル」もブラック、ブラウンのほかにホワイトとベージュもあり。ベージュの黄色が強めだから、春の元気でフレッシュな顔になりそう。

:RMK発表会では恒例だけど、ブランド専属アーティストにメイクしてもらえるコーナーもあったね。皆、ドットメイクに挑戦したのかな……?

藤村:偶然、入り口であった知り合いの女性が挑戦していました。大人でも似合う提案をしていたから「使ってみたいけど……」と思う女性は試してみる価値アリです。

:スイーツもドット。隅から隅までレトロでポップな発表会でした!

 

世界観を演出する工夫はさすが!
レ・メルヴェイユーズ ラデュレの
大人リップ

:このところよく発表会がおこなわれている表参道の「SO-CAL LINK GALLERY」にて、「Les Merveilleuses LADURÉE(レ・メルヴェイユーズ ラデュレ)」の発表会へ。春のコレクションテーマは「花と蝶々」。花が咲き、蝶が舞う庭園の散歩がイメージソースとのこと。

藤村:いや〜、行きたかった。この日から海外出張で、どうしても伺えず。
 

:ピンクだけで10色のリップ、繊細なラインが描けるリップブラシ、カメオブローチのようなアイカラー、蝶のように神秘的な立体感を演出するというフェイスパウダーがラインアップ。

岡部:私も単色アイカラーはアクセサリーコレクションとしても集めたくなる気分です。愛用者の方がずらりと並べて気分よくメイクを楽しんでいる光景が目に浮かびますね。私の次女がこのブランドが好きなので、イメージしやすい新商品ラインナップです。

:岡部さんの娘さん、“ラデュレラヴァー” だったのですね!?

藤村:パッケージも合わせて、コレクションしたくなるというのはさすがですね!
 

:新色以外では、アイリスがメインのオードトワレが新登場。すでに発売されているけど、ヘリオトロープの香りのボディ&ハンドケアシリーズのお披露目もあったね。

岡部:このブランドはポイントメイクの認知が高いけど、意外とボディケアアイテムも充実しているんです。

:そうそう。デビュー当時の “ずらり揃ったチークが特徴のドリーミーなブランド” というイメージからだいぶ大人っぽい方向に変わってきている気がする。どう思う?

岡部:そうですね。ドリーミーなブランドというイメージを保ったまま、主人公がどんどん成長しているのは確かですね。世界観が広がっているのは確かだと思いますよ。

藤村:おお、そうなんですね。やっぱり行きたかった!(←しつこい?)

 

アディクション新色の
インスピレーションは
「スカラ座」で鑑賞したオペラから

岡部:もうひとつ印象的だったのは「ADDICTION(アディクション)」の発表会です。フリータイムに行ったのでクリエイティブディレクターのAYAKOさんのプレゼンテーションを聞けませんでしたが、イタリア・ミラノの「スカラ座」で鑑賞したオペラからインスピレーションを受けたそう。

:モノづくりのインスピレーションは人それぞれだけど、本当に繊細だよね。

岡部:AYAKOさんがまだ会場にいらっしゃったので、質問に答えてもらえました。メインビジュアルに眉のない女性は力強さを表現したのだとか。実は、アディクションのデビュー時も眉のない女性だったそうです。

藤村:眉のない女性ですか! アディクションのアプローチもおもしろそう。これまた、行っていないんですけどね。

岡部:眉毛をブリーチで目立たないようにメイクしていました。すると目元の印象が強くなるんですよね。それがAYAKOさんの狙いでもあったのですが。今回はヴェルディのオペラ「椿姫」のViolettaの纏うカラーをイメージしたということで舞踏会の華やかさが目を惹きましたね。

:インスピレーションは繊細だけど、表現は大胆! AYAKOさんらしいね!
 

画像: 手前から、アディクション ザ ブラッシュ 限定4色 ¥2800、リップスティックピュア 新3色 限定6色 ¥2800(すべて2019年 1月4日発売)/アディクション ビューティ

手前から、アディクション ザ ブラッシュ 限定4色 ¥2800、リップスティックピュア 新3色 限定6色 ¥2800(すべて2019年 1月4日発売)/アディクション ビューティ

岡部:商品ディスプレイも晩餐会イメージで白いテーブルに白いグラスが置かれ、カラフルな商品が白い皿に美しく盛りつけられていました。

 

ルナソルの春コレクションは
原点回帰の「ベージュ」でパワーUP

画像: ルナソルの春コレクションは 原点回帰の「ベージュ」でパワーUP

藤村:大変、事件です! 「LUNASOL(ルナソル)」から「浄化」が消えました!! 「The Beige」というテーマで展開されることに。

:えーーっ! ルナソルのテーマにはいつも「浄化」というワードがあったよね。今回からそれが無くなったってこと?

岡部:私も驚きました。発表会はいつもの場所で、会場レイアウトも同じでしたが……そう、「浄化」という文字がありませんでした。そして「The Beige」の世界が広がっていましたね。

藤村:今年20周年を迎えるルナソル。肌を美しく見せるために最も大切にしてきたベージュという色にフォーカスしたのだとか。前述のレ・メルヴェイユーズ ラデュレもそうですけど、ブランド自体も成長しますよね。

岡部:「ブランド自体の成長」とは! これまたいい表現ですね。同感です!

:20年か〜。

藤村:ベージュを大人だからこそ着こなせる色、としていまして、この「着こなせる」という表現にファッションを相当意識しているなぁということがわかります。
 

藤村:「ザ ベージュアイズ」はあえて彩度を落としたベージュが10色のセットに。濃淡の違いでこんなにも表情豊かなんだと、ベージュの持つポテンシャルに気づかされました。

岡部:色相、明度、そしてパールの輝きを絶妙に変化させてきれいなグラデーションの10色パレットは繊細さと知性を感じました。しかも、洗練された印象とやわらかな印象の2種類を揃えるって、ベージュも奥深いですね。

:最近、多色パレットがブームになっていたよね。そういえば、同じカネボウ系列の「KATE」でも48色の限定アイシャドウパレットを出したじゃない? これもすごく話題になったよね。若い女性を中心に人気のあるルナソルの10色パレットでしょ? すぐ売れちゃいそうだなぁ〜。

藤村:かなりプロっぽいアイテムなので上級者向けですけど、これは買いだと思いますよ。

RMK Division
https://www.rmkrmk.com/
 
レ・メルヴェイユーズ ラデュレ
http://www.lm-laduree.com/
 
アディクション ビューティ
https://www.addiction-beauty.com/
 
ルナソル
https://www.lunasol-net.com

 

PROFILE

画像: PROFILE

岡部美代治 Miyoji Okabe
ビューティサイエンティスト。(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティングなどを担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。

藤村岳 Gaku Fujimura
男性美容研究家。編集者を経て独立。シェービングを中心に独自の理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動。テレビ出演のほか、講演、コスメ開発やマーケティングなども行う。スパ・エステについても造詣が深い。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。サイトは、男性美容研究所。男性美容研究所:http://danbiken.net/

関龍彦 Tatsuhiko Seki
FRaU プロデューサー。講談社入社後、『ViVi』『FRaU』の編集者を経て『VOCE』創刊のため新雑誌準備室へ。2004年より6年間、同誌編集長。2010年より4年間、『FRaU』編集長。2018年より現職。ビューティ界の新サービス「BE-BANK」エグゼクティブ・プロデューサーも務める。

 

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Illustration:YUGO. Composition:Mayumi Hasegawa

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