地元の人たちは謙遜も込めて「なんにもない」なんて言うけれど、彼女ならきっと山陰に秘められた魅力を見つけてくれるはず。そんな予感とともに橋本愛さんと鳥取を旅しました。懐かしくてあたらしい、山陰に出会いに――。

 

なんでもない日常に
豊かさが隠れた山陰。

画像: コート¥120000/パーキング(マーカウェア)☎03-6412-8217 ドレスシャツ¥77500/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(ロバーツ | ウッド)☎03-6228-5080 ファーハット¥36000/グッドスタンディング(リノ)☎03-6447-2478

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「はじめてきたのに、どこか懐かしい匂いがする」鳥取を歩いて、橋本愛さんが最初に感じたのはそんな “匂い” だという。

「山も海も近くて、もともとすごく良い空気に、ほんの少しだけ排気ガスがまじった匂い。それが私の地元の熊本に似ているなって。人の数は少ないけど、ちゃんと人が暮らしている気配がある。さっき通りかかった海でも、浜辺でおばあちゃんが一人で貝をとってるなぁって思ったら、少し離れた道でおじいちゃんが車の中からおばあちゃんを見守っていたり(笑)。そういうのが垣間見える場所が好きです」
 

ニットベスト¥55000、ブラウス¥95000/ブラミンク ☎03-5774-9899 みそ煮込みカレー¥1080(ランチ時、税込み)

鳥取生まれの友人から、なんにもないところだと聞いていたという橋本さん。鳥取を歩いていて見つけたものを聞いてみた。

「鳥取のごはんと器が記憶に残っています。昨日の夜に食べた和食屋さんのお魚とお米がとにかく美味しかったし、お昼ごはんのカレーライスと付け合わせのトマトサラダもおかわりするくらい美味しかった。お皿も、普通の家で使われているような民藝のもので、それもなんだかいいんですよね。高級レストランで出てくるような洗練された器も素敵ですが、見た目に気をとられて味に集中できないときもある。鳥取の器はいい意味で控えめで、料理が美味しく感じられる。自然に生えているものを手でもぎって、そのまま食べるような感覚というか(笑)。その飾らなさ、みんなに開かれている雰囲気が、鳥取らしさにも通じる気がします」
 

ジャケット¥136000、ブラウス¥15000、スカート¥38000、ハット¥52000、シューズ¥57000、ソックス 参考商品/コム デ ギャルソン(コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン)☎03-3486-7611 傘¥60000/オールドジョー フラッグシップストア(オールドジョー×ロックウッド アンブレラス)☎03-5738-7292

砂丘の斜面を全力で駆け出したり、冷たい海にも臆せず裸足になって波打ち際を歩いたり、撮影の合間に町の人を観察していたり……。はじめての土地を、全身の細胞で感じようとする橋本愛さんの姿は、どこか野生動物のよう。スクリーンのなかでは凜とした役柄が多いだけに、時折よく整った顔を崩して笑う彼女の姿が少し意外だった。

「自分のなかにもともとある田舎娘みたいな部分は大事にしたいですね。仕事をするときも、この人と仕事をしたいかな、脚本は素直に面白いと思えるものかなと、直感で選んでいます。落ち着いて見られることが多いけど、野性の勘も大事にしているんです(笑)。そんな感覚を頼りにしていえば、鳥取は “帰りたくなる場所” ですね。なんでもない日常が、ものすごい豊かで贅沢。東京も好きだけど、こんなふうにまた帰ってきたくなる場所がどこかにあるだけで、心がほっとしますよね」

 

PROFILE

橋本愛 Ai Hashimoto
1996年熊本県生まれ。映画『桐島、部活やめるってよ』などで日本アカデミー賞新人俳優賞、キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。主演を務めた映画『ここは退屈迎えに来て』も公開中。2018年『西郷どん』、2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』と、2年連続で大河ドラマに出演するなど、演技派の女優として注目を集める。

 

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トップ画像衣装:ノーカラーシャツ¥38000、スカート¥75000/ブラミンク ☎03-5774-9899 ソックス スタイリスト私物

●情報は、FRaU2018年12月号発売時点のものです。
Traveler:Ai Hashimoto Photo:Masafumi Sanai Styling:Tamao Iida Hair&Make-up:Hiroko Ishikawa Text&Edit:Maki Tsuga

 

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