美容業界でも数少ない男性編集・美容家の3人が集まって最新コスメをあれこれ語るシリーズ。流行りのカラーは? おすすめのアイテムは? ブランドは? など、2019年もコスメ業界はいろいろなニュースで賑やかな1年になること間違いなし!

今年最初の「俺コス」は、春の新作コスメを披露した「ジバンシイ」のほか、「シュウ ウエムラ」「ゲラン」をご紹介。注目はベースメイクアイテム! 発売前からスゴいことになっています。

俺たちのコスメとは……
化粧品を科学で斬るビューティサイエンティスト・岡部美代治さん、男性美容研究家の藤村岳さんと、美容業界ン十年のFRaUプロデューサーの関龍彦がスキンケアからボディ、フレグランス、メイクアイテムまで、経験と知識をもとに、これからの美容業界までを占う発表会レポートです。

 

やっぱりピンク!
ジバンシイの春メイクがいいっ!

画像: ローズ・パーフェクト 全8色 ¥4200(2019年 2月1日限定発売)/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]

ローズ・パーフェクト 全8色 ¥4200(2019年 2月1日限定発売)/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]

岡部:2019年春メイク新製品発表会が目白押しで、昨年に紹介できなかったブランドの続報からスタートしましょうか。

:ホント。結構あったからね〜。

岡部:春の華やかさが満開だったのが「GIVENCHY(ジバンシイ)」でした。ピンク色で圧倒されたのが「ローズ・パーフェクト」のリップバームで、パーフェクトというだけにヌーディ、ディープパープルなど色鮮やかな全8色はさすがでしたね。限定のメイクコレクションも虹色の配色がウキウキと心が沸き立ちました。

藤村:春なのにディープパープルの提案がおもしろかったです。
 

:英語のキャッチが「THE COUTURE BALM」となっていました。確かにファッショナブルなバームです! パールの質感を再現する「トランスルーセント」は、単体でも、重ね塗りでも。コレクションの中では、2色チーク「プリズム・ブラッシュ」No.10 のパワフルなオレンジに目を引かれました!

藤村:2色といえば、アイシャドウの「デュアルライナー」No.03(ダイナミック)にはブルーとグリーンのビビッドさにハッとさせられました。こういうモードな提案ができるのはジバンシイのスゴさですね。ファッションのイメージときちんとリンクします。

 

香水、スキンケアも良かったけど
注目はベースメイク!

岡部:フレグランスもロージー クラッシュのオーデパルファムがピンクの力でポジティブな気分に上げてくれる香りでした。カラーがメイクからフレグランスまで統一されるとよりインパクトが増しますね。オープン方式の発表会でしたが、各製品のコーナーの色彩個性が出ていて、改めて化粧品のファッション性を強く感じました。

:ローズとピンクペッパーの掛け算。奥行きを感じる香りでした。

藤村:メンズの「ジェントルマン コロン」もずっと黒の世界観だったのに白いボトルでとてもみずみずしく仕上がっています。ジバンシイで香りを揃えたカップルというのも素敵だなぁ。
 

:スキンケアもユニークだったけど、注目はベースメイク! 全6色ものレンジがあり通好みしそうな「タン・クチュール・エヴァーウェア・コンシーラー」、断面がハート型のブラシでつける「タン・クチュール・エヴァーウェア・ファンデーション」も発表されました。

藤村:ファンデも進化しましたが、人気のメイクアップ ベース、ミスター・マットも新しくなって「ミスター・マット・スティック」に。これ、めちゃくちゃ使いやすい。テカリを抑えてマットに仕上げるだけではなく、ソフトフォーカス効果で凹凸もパッと飛ばしてくれます。

岡部:皮脂、汗に強いのは当たり前の品質になってきた化粧もちですが、最近は摩擦によってよれない「耐久性」も増えてきましたね。カバー力があって軽さもあるので快適なベースメイクだと思いました。このような化粧もちなら男性のファンデーションにも適用できます。

 

シュウ ウエムラの哲学、ここにあり!
新ファンデに期待大

アンリミテッド ラスティング フルイド SPF24・PA+++ 全24色 35mL ¥5400(2019年 2月20日発売)/シュウ ウエムラ

:今回の俺コスで全員が「いいね!」と言った「shu uemura(シュウ ウエムラ)」の新ファンデーション。

岡部:創始者の植村秀さんの「すべての女性ニーズに応えたい」というブランド哲学を追求して常に進化をしている新ファンデーションは、発表されるたびに期待をしたくなりますね。今回もインターナショナルアーティスティックディレクターのuchiideさん自らコンセプトを語り、デモンストレーションを行い、魅せてくれました。
 

:このデモは圧巻だったなぁ〜。

岡部:説得力がありましたね。色構成も24色ありましたが、明度を合わせ次に色相を合わせる2ステップ方法だから、ピッタリの肌色を見つけることができるし、このデモでスポンジ、ブラシ、ハンドで塗るテクニックも披露していました。ギアモノを使うと仕上がりも異なる。こういうプレゼンの仕方も「シュウ ウエムラ」のこだわりを感じますね。

:デモンストレーションのモデル3人のうち、1人は男性だったよね。男女すら関係なく、どんな肌にも合わせられ、自然な美しさに仕上がるファンデーションであることのアピールだったようです。日本人の肌はイエローベースが多いと思われているけど、実際にはピンク寄りなどさまざまなタイプがあるそう。

藤村:男性が登場して感動してました。ボクも自分の色を選んでもらってその後、撮影で塗ってみたんですけど、今の肌色を生かしつつ、なりたい肌色になれるなぁと実感。さすがシュウ ウエムラ! 豊富なバリエーションで女性はもちろん、ますます男子メイクの間口も広がるなぁ。

岡部:ベースも薄くて軽い仕上がりだけど、汗にも強くてロングラスティングというのも進化を感じました。化粧崩れのしにくさをガラス版に化粧膜を貼り、人口皮脂を垂らした実験写真も解りやすかったですね。

:「エアリー スノー パウダー」ですね! 湿度の高いアジアでもフレッシュな仕上がりが長く続くのは、この技術のおかげなのだと!

藤村:岡部さん好みのデモンストレーションですよね(笑)。

岡部:まさにサイエンティストのツボにはまるデモンストレーションでした。進化しながら増えていくファンデーションですが、カバー力とツヤの仕上がりの2軸で示すファンデーションMAPがとても解りやすかったなぁ。研究陣と開発チームが力を合わせたのがとってもよく伝わりました。

:植村秀さんの “思い” を核にしながら現代の日本女性にフィットする新しい製品を作り出すこと、シュウ ウエムラは上手にやっていますね。このファンデーションは、そのひとつの集大成といえるのかもしれません。

 

早くもベスコスの予感!?
ゲランから優秀ファンデが登場

藤村:実は、「GUERLAIN(ゲラン)」初のナチュラルファンデーション「レソンシエル」も革命的に素晴らしい。仕上がりが16時間続くロングラスティングで、時間が経つほどなじむんです。

:前評判の高い製品だと聞いているよ。
 

画像: レソンシエル SPF20・PA+++ 全10色 30mL ¥7000、レソンシエル ブラシ ¥6200(とにも2019年 2月1日発売)/ゲラン

レソンシエル SPF20・PA+++ 全10色 30mL ¥7000、レソンシエル ブラシ ¥6200(とにも2019年 2月1日発売)/ゲラン

藤村:ブラシもかなり高密度で、これなら慣れていなくてもナチュラルに均一に伸ばせます。そして竹炭が入った合成繊維なので清潔に保てるというのもうれしい。形もカワイイし、このファンデ&ブラシもヒットしますよ。

:他社もそうですが、ファンデーションに合わせた付属ブラシにも力が入ってますよね! ゲランのブラシはスリーブがついているから持ち運びが可能なんだってね。

藤村:こうやって各社を見てくると2019年春は「ファンデーションを更新すべき!」ということでよいですかね。

岡部:同感です。何しろファンデーションは本来、セカンドスキンと言うべき存在ですからね。時間が経つほどなじむメカニズムに関心があります。それを研究者か開発者から聴きたく思いました。ロングラスティングも納得性がでると試したくなります。

藤村:ゲランは香水の「ラ プティット ローブ ノワール 」の成功で、従来のマダム一辺倒ではなく、若い層にもアプローチをしていますよね。それがこのファンデの登場なんだと思います。

:創業1828年、日本上陸1918年という老舗中の老舗が、若年層の取り込みにかかっているということですね! フレグランス→ベースメイクときたら、次はカラーメイクでチャレンジでしょうか!? 今度の動向が楽しみなブランドです。

ジバンシイ
https://www.givenchybeauty.com/jp
 
シュウ ウエムラ
https://www.shuuemura.jp/
 
ゲラン
https://www.guerlain.com/jp/ja

 

PROFILE

画像: PROFILE

岡部美代治 Miyoji Okabe
ビューティサイエンティスト。(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティングなどを担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。
 
藤村岳 Gaku Fujimura
男性美容研究家。編集者を経て独立。シェービングを中心に独自の理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動。テレビ出演のほか、講演、コスメ開発やマーケティングなども行う。スパ・エステについても造詣が深い。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。サイトは、男性美容研究所。男性美容研究所:http://danbiken.net/
 
関龍彦 Tatsuhiko Seki
FRaU プロデューサー。講談社入社後、『ViVi』『FRaU』の編集者を経て『VOCE』創刊のため新雑誌準備室へ。2004年より6年間、同誌編集長。2010年より4年間、『FRaU』編集長。2018年より現職。ビューティ界の新サービス「BE-BANK」エグゼクティブ・プロデューサーも務める。

 
Illustration:YUGO. Composition:Mayumi Hasegawa

 

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