海に山に川。山陰は豊かな自然が残る場所。街から少し足を延ばせば、大きく深呼吸したくなる風景が広がります。そんな緑いっぱいの土地を、モデルの高山都さんが女友達と二人でゆったりと旅してきました。今回は一日目に泊まった、宿坊・観證院(かんしょういん)と、翌日訪れた木谷沢渓流をお届けします!

 

座禅で知った心の見つけ方。

大山の麓の宿坊で一泊。

画像: 大山の麓の宿坊で一泊。

山の神様に挨拶した日。山で感じた清々しい気持ちを体に留めておきたくて、夜は大山の麓にある「宿坊・観證院」に泊めていただくことにした。大山は中国地方の最高峰。たおやかな裾野を持つ姿は富士山を思わせ、この辺りでは「伯耆富士」とも呼ばれている。
 

観證院は大山に見守られるようにしてある宿坊で、400年以上前から大山寺を母体とした山岳仏教の修行の場となってきた。現在は座禅や写経体験など仏教について学ぶ場として一般に開放されている。
 

夕食は住職自ら大山山麓の森で収穫したきのこなどを使った精進料理。手前は大豆を使ってうなぎの蒲焼き風に仕立てた “もどき料理”。

精進料理で体を清めた翌朝、二人が楽しみにしていたのが座禅の時間。日の出前のお堂はひんやりとしていて、ブナの森から心地良い風が流れ込んでくる。都会では感じたことのない静謐な空気にもじもじしていた二人も、目を閉じ、静寂に心が慣れてくると瞑想の世界へ身を浸した。
 

画像: 翌朝は座禅と写経の体験もさせていただいた。

翌朝は座禅と写経の体験もさせていただいた。

「一番心に残ったのはご住職による『止観』のお話。座禅をすると呼吸が調って、心がピタッと止まるんです。そうすると今、自分の心がどこにあるかがわかってきて。モヤモヤしていた思考が整頓されるような感じです。それが止観で、日常で頭のなかがぐちゃぐちゃになったときは、こうして心を止めなさいと教わりました。仏教は遠い存在だと思っていたのですが、毎日を心地良く生きるための身近な手段なんですね」

宿坊観證院山楽荘
鳥取県西伯郡大山町大山14
☎0859-52-2006
料金:1泊2食付き¥10741(2名1室)
https://www.san-raku.jp/

 
木谷沢渓流で山の恵みを感じる。

画像: ブナの原生林が残る木谷沢渓流を散策。

ブナの原生林が残る木谷沢渓流を散策。

自然のなかに身を置くと、いろいろなことが見えてくる。景色が美しいとかはもちろんだけれど、たぶんそのもう少しだけ奥にあるもの。東京で忙しくしている二人にとって、自分の奥底にある考えを改めて知るという体験は新鮮だっただろう。実際、宿坊を後にして向かった木谷沢渓流を歩く二人の姿は、鳥取空港に降り立ったときのそれとは確実に違っていた。
 

画像1: 木谷沢渓流で山の恵みを感じる。

木谷沢渓流は国内でも有数のブナの原生林が残る大山麓の森。「水の山」とも呼ばれる大山の清流を身近に感じられる散策路には苔の絨毯が広がっている。初日はスマホを片手に写真撮影に余念がなかった二人も、木々の間から降り注ぐ光を見上げたり、水に手を伸ばしたり、少女のようにはしゃいでいる。
 

画像2: 木谷沢渓流で山の恵みを感じる。

「山があって森が綺麗な水を作って、だから大山の麓には美味しいものがたくさんあるんですね。実際に森を歩いてみて、その豊かさを実感しました。いつか大山にも登ってみたいって、また新しい目標ができました」

スカートの裾が濡れることなんてお構いなしで森を歩きつづける二人。大山の自然はシティガールたちをすっかりアウトドア派にしてしまった。
 

画像: ランチは大山を望むキャンプ施設「FBI DAISEN」のオープンテラスカフェで、大山ハーブ鶏と大山牛乳を使った濃厚ミルクチャウダーを。

ランチは大山を望むキャンプ施設「FBI DAISEN」のオープンテラスカフェで、大山ハーブ鶏と大山牛乳を使った濃厚ミルクチャウダーを。

FBI DAISEN
鳥取県西伯郡伯耆町小林706
☎0859-57-3428
営業時間:10:00~24:00(12~3月末までは冬期休業)
定休日:木(7~9月は無休)

 

PROFILE

高山都 Miyako Takayama
1982年大阪府生まれ。雑誌モデルやラジオ番組パーソナリティなどで活躍。趣味の料理を生かして「クックパッドTV」の配信にも挑戦中。著書『高山都の美 食 姿』(双葉社)でありのままのライフスタイルを紹介し、同世代の女性から圧倒的支持を得ている。

行方久子 Hisako Namekata
1974年東京都生まれ。クリエイティブ&ブランディングディレクターとして活躍。アパレルブランドのディレクションや経営の経験を生かし、アパレル、フード、ビューティ、商業施設など多分野で手腕を発揮する。高山さんとは国内外を旅行する良き「旅友」。

 

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●情報は、FRaU2018年12月号発売時点のものです。
Traveler:Miyako Takayama , Hisako Namekata  Photo:Kasane Nogawa Text&edit:Yuriko Kobayashi

 

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